そんなに寒くない冬です。 三陸海岸も例外ではなく、最低気温も氷点下にはなっていませんでした。 かつて「みちのく」と呼ばれ夜行列車で半日以上かかったし陸奥と表記され「奥地」「秘境」のイメージだった岩手県も今は新幹線を利用すると東京から2時間30分で盛岡に着いてしまう。 日帰りも可能、無理すれば通勤圏?でもある【お近く】なのかも。 盛岡〜釜石間を走るJR山田線は私が生まれる前からあり、蒸気機関車が息を切らして走っていた急勾配の多い単線のローカル鉄道です。 小学校、中学校の修学旅行、就職試験などの思い出の残る節目にはこの鉄道を利用したものだった、というより他に方法がなかった。その後地元のバス会社が盛岡から宮古を結ぶ急行のバスを運行させ1日20便以上も走っている。完全にメインの交通手段になった感がある。 今回は10数年ぶりにこの山田線に乗ってみたくなり、1時間ほどの待ち時間があったけど盛岡までこちらを利用することにした。 宮古から上りの列車は1日9本運行されていて、そのうち盛岡まで行くのは5本だけ。午前5時3分と18時11分というのもあるので、盛岡の先まで移動する時に使える列車は3本だけか? 乗客がバス利用に変わっていくのも理解できようというものだ。 それはともかく宮古始発の快速リアスに乗り込む。2両編成のコンパクトな列車で少し寒いな。この車両は昨年11月末に導入された最新機だそうで、社内の色が白系で寒く感じるのかも知れない。 乗る前に駅で買い込んだ宮古名物「いちご弁当」とペットボトルのお茶で遅めの朝食を摂る。あわびと焼きウニがたっぷり入った海の味を楽しみ始めると窓の外は雪になってきた。 ゴトンゴトン北上山地を西に進むと窓の外は真っ白な冬で、数年ぶりの景色を楽しんだ。 世の中すべてスピードアップ、効率化を求めるこの時代にこんなゆっくりな世界がまだあるのは少しうれしい。 |
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